会員限定記事 国際結婚夫婦関係 棚おろしチェックリスト2の解説
2番目 「あなたがパートナーの許せないところは、他人の立場でも許せないものですか?」
(わかりにくかったのでちょっと書き換えましたが意味は同じです」
Yes なら離婚も十分に視野に入れて良いでしょう。
No なら離婚はペンディング。ちょっと待ってみて。
踏み絵の質問
これも 1番と同じく離婚をした方が幸せになるか否か?を知る踏み絵のような質問です。
なぜなら夫婦喧嘩や相手との価値観や性格の違いはあくまで主観的なもの(自分本位の見方)です。ちょっとした誤解とその修正を放置した挙句の積み重ねや、全く別の理由がそこに隠れているのに気が付かず、パートナーのせい、環境のせいにしてしまうことが大半です。
でもこの「あなたがパートナーの許せないところは、他人の立場でも許せないものですか?」という質問は、個人的主観抜きにしてパートナーを客観的に見るきっかけをくれます。
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パートナーを客観的に見ることはできますか?
例えば、あなたのパートナーが隣の奥さんの旦那さんだったと想像してみます。
彼が他人の自分に対しても言動がひどい、目に余る暴力的な言動、迷惑行為に悩まされている、すぐに暴力をふるう、お酒やドラッグにはまり家族や他人に迷惑をかける、一切お金を家に入れない・・・。そんな風に大半の人が思う人なら、あなたが離婚をしたいと思うのは単なる主観ではなく、客観的にも自分を解放しステップアップさせるべき時が来たということでしょう。
ただしここにもトリックがあります。
なぜなら、この質問に答えるときに、主観的に考え答えてしまえば意味がないのです。
あなたは主観的に相手を嫌っているので、「そうそう、わたしだけじゃなくて親戚一同ひとり残らず嫌っているし、私の友達もみんなひどいって言っているし、人間的にクズ」という一見客観的だけれども、実は自分の思い込みや望みで主観的に答えているかもしれないということです。
主観を入れずにチェック
そこで、改めてチェックしてほしいのは、(隣の旦那さんとしてみた)彼は
・普段は見ず知らずの人や店員さんには普通の態度や丁寧な言動をとれる
・普段は仕事仲間や友人には普通か礼節ある、または親しい態度をとれる
・普段は自分の子供には優しいか少なくとも暴力や暴言は振るわない
・普段は家族間の最低限の義務は果たしている(経済、子育て、家事分担、小さな修理など)
・普段は家族以外の人に対して対して無礼はしない、迷惑もかけない
普段は、というのはやはり人間なのでたまに売られた喧嘩を買ったり、時には失職で経済的義務を果たすのが難しい時もあるでしょうから、そういうのは大目に見たとして、ということです。
嫌えば嫌うほど引っかかるバイアスの罠
あなたがあまりにパートナーを嫌っていると、認めたくない気持ちが勝ってここにバイアスが出てきてしまいます。深呼吸して冷静になってください。または知り合いに訊いてみても良いかもしれません。
上記のチェックでYesが多いなら、「あなたがパートナーの許せないところは、他人の立場でも許せないものですか?」という質問の答えはNOになるはずです。
外面がいいだけなんて許せない?
(でも一番身近な妻や家族にひどい態度をとるのは許せない、外面がいいだけなんて最低)そう思うかもしれません。
残念ながら確かに外面で愛想よくしているストレスを家族で暴力的に発散するひともいます。でも映画などに見る病的な人は実はそんなに多くはないのです。
そして、サイコロジストやアンガーマネジメントセラピスト、ドラッグアルコールセラピストが彼を変えることができなくても、実はあなたがその状況を変えることはできます。
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