最後の最後にまた痛い目に… .
約2ヶ月ぶりにパースに戻ってきました。
今回は、母ではなく私が体が不自由な人家のサービスを受けることに(TT)
本来介護を受ける側の母が心配して、わざわざ羽田まで一緒にリムジンバスで来てくれ、日本で食べ損ねた鰻をご馳走してもらいました。
こういう時間もそんなに長くは残されてはいないのだと思うと、大切にしないとですね。

羽田のシンガポールエアラインのチェックインから車椅子で入口まで、その後機内に至るまで全ては想像以上の素晴らしいホスピタリティでした。
本当にどのスタッフも親切で、日本らしい細やかな気配りがあちらこちらにありました。
乗り換えのシンガポールでも、快くDFSにも立ち寄った後希望のラウンジまで連れて行ってくれたし、スムーズな通路を選んで終始気遣いしてくれました。
機内の痛みもお医者様に脅されたほどは酷くなく、コルセットのおかげで普段より楽かも?くらいに思えたのですが…
パースに着いてからが…(泣)
アジアのホスピタリティとかサービスの質の高さを実感する為に起きたことなのか(笑)
まず、私を待っていた車椅子がビンテージショップに売っていそうな旧式のボロボロなもので、クッションはへたっていてあちらこちらにガムテープで補正してあるものでした。

まぁ、パース空港は小さいし、そんなに長いこと乗っているものでもないので我慢しようとは思えたのですが、押してくれた若い女性は経験がないのか、それとも誰を乗せているかは気にしないのか、ただでさえボロボロでクッションが効いていないのに、ものすごいスピードで通路の段差もかまわず突っ切っていきます。
3回目の段差でジャンプしたときに、さすがに私も声を上げてしまったのですが、それでもスピードは落ちる気配もなく。
隣で他の人の車椅子を押していた同年輩の女性と人手不足、時間不足、だと話していたので(他にも私語満載) 仕方ないのかと思ったものの、脊椎骨折患者だという連絡は受けているはずなのになぁ。
スーツケースをピックアップしてからは、立ち上がってカートに寄りかかるようにして歩いて税関と出口に向かったのですが、彼女がカートを引っ張るのが早くて何度も離れてしまいました。
そして私が追いつくのを待つ間、急いでいるイライラが顔に出ている、出ている(笑)
最後の最後に痛い思いをして、そのまま今も患部の痛みを引きずっています。
このオーストラリア人の20代後半の女性は多分誰からも、車椅子の適正な押し方や速度、介助の方法、ホスピタリティやカスタマケアは教育されていない様子。
だから彼女が悪いわけでは無いのだけれど、だからこそ日本やアジア人のサービスって、欧米人の期待以上なのか、と思った次第。
他のスタッフの車椅子の年配の搭乗客への言葉使いもかなりキツくて、びっくりしたのですよ〜、長くなるから書かないけれど。
まあ、私は痛くないとつい無理をしちゃうので神さまが最後に無理できないように、釘を刺してくれたのでしょうね。
しばらく安静にしておきます。
(あとがき)
ここだけの話ですが、母をLondonに連れて行った時に「いいなぁ、こんなに並ばないでスムーズに行くなんて、私もこういうサービス受けたいよ」と思っちゃったんですよね。
なので、まんまと願望実現に至ったようなものです。かなり痛い思いはしましたけれどもね。
願いは叶っちゃうので、願い方に気をつけないといけないですねえ。