ネガティブ思考でいい、ポジティブ思考はうざくて危険？　

2019年9月14日心の福ぶろぐ

最近そんなアンチポジティブな人の言葉や、ブログや本のタイトルが目に入ったり、相談者さんからの言葉に出てきたりしました。これはメディアのネガティブキャンペーン（反対意見や競合の短所や弱点を強調しわざと貶めて自分や自社を優位に見せる主に欧米の広告やキャンペーンのやり方詳しくはこちら）なのか？と思ってついつい調べたり、先を読んでしまいました。

ポジティブ思考、ネガティブ思考とは？

基本のキだと思ったけれど、念のため。

ポジティブ・・・陰陽なら陽、電極なら＋、昔の写真ならプリントしたもの、性格なら楽観的、行動なら積極的

ネガティブ・・・陰陽なら陰、電極なら－、昔の写真なら焼き付け前のフィルム、性格なら悲観的、行動なら消極的

あとは辞書https://www.weblio.jp/で調べてみてください。

ポジティブをネガティブに見ると・・・

混乱するなぁ・・・ようはアンチポジティブのポジティブのイメージは

ポジティブ思考の人は「甘い」「世間知らず」「能天気すぎ」「後できっと泣きを見る」「自分を偽っている」「 何事もポジティブに捉えるなんて無理」「ポジティブな捉え方は言い訳だ」「ポジティブ思考人間（ポジ人）は自己中だ」「ネガティブこそパワーの源だ」、などなど。

 

ま、正直な話し、一理あるとも思えます（笑）自分が（能天気）な自覚もややありますし・・・。

アンチポジティブキャンペーン（混乱するからそう呼びます）はポジティブになりたくてもなれないで悩んでいる人には朗報かもしれませんよね。そういう人は結構多いのです。

まあ、そうですよね。本でもメディアでも自己啓発や心理系はポジティブ思考が金の鍵ですから、ポジティブになれないと人生不合格の判子を押された気分にもなりましょう。

ポジティブになれって言われても、明日からアメリカ人になれって言われているくらい違和感があったり、ポジティブでないと人間失格？と感じてしまっても無理ないと思います。

かくいう私も劣等感の申し子、アダムスファミリーに養女に迎え入れられそうな黒い服ばかり着せられていた目つきの暗ーい子供でしたから。

ネガティブのメリット

アンチポジティブの中にはネガティブにもメリットは沢山あると背中を押してくれるものもあります。

確かに。どんなものにもかならずメリットはあります。

わたしが思い浮かぶだけでも、ネガティブ思考の人は、

慎重・丁寧・完璧を目指す・高い質を求める・内なる自分を見つめる・危機管理能力がある・裏を読める・騙されにくい・改善余地を素早く見つける・適当にしない・真面目・真剣・きっちりしている・謙譲精神がある・努力家という長所を持った方が多いです。クオリティコントロールには必須の能力とも言えますよね。

それで（良かった、ポジティブにならなくていいんだ・・・。）そう思えたら、アンチポジティブもポジティブです♪　また混乱させている？

そうなんです。いいよ、いいよ、「無理して」ポジティブにならなくても。

何事も「無理に」「する」なら、「しない」ほうがまし。ましてや今更別の何者かになるなんて、ねえ？

ねぇ？

でも、ちょっと待った！

それもったいないかもです！

ポジティブ、ネガティブって性格？

いいえ違います。

ポジティブもネガティブも思考・指向・志向・嗜好なんです。

ポジティブ思考は嗜好みたいなもの。性格でもなく人種でもないし、遺伝（人種的傾向は若干あります、ラテン系と日本人とかね）や才能じゃないのだから。

ポジティブ思考

ポジティブな人がする考え方ではなく、ポジティブな考え方のこと。

楽観的だったり、物事の良い面や長所を先に捉えたり、見ること。

ポジティブ指向

ポジティブな意見や考えを選ぼうとする、好んで選ぶ、ポジティブを目指す

ポジティブ志向

ポジティブな方向に心が向かう、意識や考えをポジティブな方向へ持って行こうとする

ポジティブ嗜好

ポジティブな人や考え方や話題が大好物なこと（勝手に作りました）

ネガティブな人がポジティブに変われるか？

性格だって時と場合と相手次第で変わるくらいなので、思考や志向や指向や嗜好はもちろん変えられます。

紅茶好きから珈琲好きになるくらい簡単に。

だれにでもちょっとしたコツでちょっとづつ出来ます！食べず嫌いをまずはなくしてみましょう。

そしてそれは一生の宝物になるはずです。

誰もネガティブ推奨はしていない

よく読めば、アンチポジ本もネガ奨励ではなく、キャッチコピーの意外性で言い方を変えているだけみたいです。（立ち読みしたところ）

ネガティブになれ、ネガティブの方が生きやすいってはっきり言っている本や人はたぶんないです。

ポジティブ思考を笑うアンチポジやネガティブ嗜好人（ネガ人）は、こんなふうに誤解しているのかもしれません。

「ポジティブな人は寝ている時以外はポジティブな考えをし、ポジティブな行動をしない人を見下し、雨が降っても晴れているつもりになり、曇りでも晴れていると言い張り、虫歯が痛んでも痛くないふりをして、不幸でも幸せと言い張って譲らない、自分を欺いているやつらだ」と。

実際に私は似たようなことを言われた経験があります、自分を欺いて生きて何が幸せなの？って（笑）

欺いてないから能天気に幸せなのだけれども・・・？

ポジティブ思考（志向・指向・嗜好）の知られざる事実！？

ネガティブ指向や嗜好になると、比較的丸一日中または数か月も下手したら数年もネガティブでいれたり、引きこもれたりできますよね？　え？知らない？　ウツって呼んだりもしますよね。

でもポジティブは丸1日か長くて数週間以上ポジティブハイで積極的に自分にも他人にもご機嫌最高潮だったりは（たぶん）しません、薬物でも摂っていない限り。

普段はニュートラルな状態で過ごしています。でも、ネガティブな状態や状況になった時に、素早くポジティブな見方や捉え方に転換できます。だから精神的ダメージが少なく、基本もっとHappyに感じている時間が増える、ただそれだけです。

100%24時間365日ポジティブは存在しません。

それは、電極の+だけでは存在できないようなもの。

→ところが24時間365日ネガティブな人が存在できるのはなぜ？というのは後日書く予定ですが。

ネガ嗜好人はよくポジティブを否定したり、認めなかったり、批判したりします。まあ、ネガ嗜好だもの、当然ですね。

上手くいっているポジティブ志向者はネガティブを認めます。ネガティブな事実や人の存在を否定しません。自分がたまにネガ人になってもOK、ってポジティブにとらえます。

ポジティブは才能ではなく技能です。ポジ人は、ネガティブなこともネガティブ（失敗や不運や間違い）だと認めた上で、それをポジティブに解釈する技能があるだけです。

ポジティブ思考は、ポジティブ（電極の+）を最大限に活用するために、ネガティブなこともネガティブだと日々認めているということ。ポジティブ志向者はそして電極の（－）があれば（＋）もあることを知っているから、その（＋）を探すのがだんだん得意になって素早くなってくるんです。

これは「才能」ではなく、「技能」と言ったのは自分でいくらでも磨けるから。

ということで、ポジティブ思考（志向や指向や嗜好）の人のことをなんやかんや言うよりも、ポジティブ思考（他）な人が、なぜこんな能天気 でハッピーでいられるのかが分かったら、試しに日常の小さいことから志向してみると良いかもですよ。

 

ポジティブ探し、ネガティブ探し。

あなたはどんなことにネガティブになりますか？　それのポジティブな面は何ですか？

あなたは誰にネガティブになりますか？　その人のポジティブな面は何ですか？

 

結論

ポジティブ思考・志向・指向・嗜好は、性格ではなく技能です。

磨いて向上もできれば、習慣化して性格の一部にすることもできます。

子孫に伝えて遺伝子にも組み込めるかもしれない！？

（あとがき）

ポジティブを嗜好ととらえれば、たまに飲むお酒程度でもよし、でも毎日欠かさず大量に飲まないといられないなら依存症。

そう、ポジティブ思考には依存性があります。そこが誤解される元なのかもしれませんね。

ポジティブ依存症は低温火傷のよう。ポジティブでいなきゃいけないという強迫観念やポジティブな自分がハッピーだからそれ以外の自分が不幸に感じてしまう。

そしてそれではダメだとネガティブになってしまう・・・。不幸や不満は敵だと排除しようとする。

それもまた次の機会に。

この下書も日付を見たら約１年前のもの・・・。ネタばかりあっても書く時間が取れない（単に遅いのか）のを何とかしたいですねぇ（他人事のように呟いてみる）

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