DV ドメスティックバイオレンス 特徴と他人に頼らず被害から抜け出すアドバイス

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日本や日本人にはモラハラの被害や苦情が多い傾向にはありますが、海外では半々くらいでまだ肉体的な暴力や罵倒に訴えるDV被害にあう方が多いようです。

来週セミナーをやるのですが、夫婦円満になるコツの方に重点を置きそこまで詳しくは時間がさけないのでここにまとめておきますね。はっきり言って過度のDVモラハラ被害者の方は、円満追求より安全な離婚を目標にした方が良いこともあります。

DVモラハラ?

DV (Domestic Violence)

身体的なもの

殴ったり蹴ったりするなど、直接何らかの力を行使するもの。
刑法第204条の傷害や第208条の暴行に該当する違法な行為でありたとえ配偶者間で行われたとしても処罰の対象になります。

例平手うち
足でける
身体を傷つける可能性のある物でなぐる
げんこつでなぐる
刃物などの凶器をからだにつきつける
髪をひっぱる
首をしめる
腕をねじる
引きずりまわす
物をなげつける

精神的なもの

ひどい言葉を投げつけあなたの心を傷つけるもの。
精神的な暴力の結果、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に至るほどの精神障害に至れば、刑法上の傷害罪として処罰されることもあります。


大声でどなる
「誰のおかげで生活できているんだ」「やっかいもの」「かいしょうなし」などと罵倒する
親や友人とつきあうのを制限したり、電話履歴やメールをチェックしたり、出かけることに対して嫌味を言う
嘘をついているだろうと言って聞かない、何度も責める
何を言っても無視して口をきかない、返事もしない
人の前でバカにしたり、命令するような口調でものを言ったりする
大切にしているものをこわしたり、勝手に捨てたりする
生活費を渡さないか、あり得ないほど少額しか渡さない
外で働くなと言ったり、仕事を辞めさせたりする
やりたくない仕事に無理やりつかせる(風俗など)
子どもに危害を加えるといっておどす
なぐるそぶりや、物をなげつけるふりをして、おどかす

性的なもの

夫婦だからといって、暴行・脅迫を用いた性交が許されるわけではありません。夫婦間であっても、刑法第177条の強制性交等罪に当たる場合があります。

嫌がっているのに性的行為を強要する
他人との性行為を強要する
嫌がっているのに写真やビデオをとる
見たくないのにポルノビデオやポルノ雑誌をみせる
中絶を強要する
避妊に協力しない

DV被害の特徴 なぜ逃げる事が出来ない?

部外者はよくそのような疑問を口にしますが、以下のような複雑な心理や現実的な問題があるからです。

恐怖感

度重なる脅しで「逃げたら殺されるかもしれない」「逃げてもすぐに捕まってもっとひどい目にあったり監禁されるかもしれない」という強い恐怖から、家を出る決心がつかないこともあります。

無力感

暴力を振るわれ続けることにより、自分が弱いことを思い知らされ「何をやっても無駄」「自分はなにもできない」「助けてくれる人は誰もいない」といった無気力状態に陥ることもあります。

その他の心理

「いつか変わってくれるのではないか」「暴力を振るうのは私のことを愛しているからだ」「相手には私が必要」「子供には両親が必要」「私さえ我慢すれば丸く収まる」との思いから、被害者であることを自覚していないこともあります。

経済的問題

専業主婦や子供にお金がかかる等、夫の収入がなければ生活することが困難な場合は、今後の生活を考え決断できない人も多いです。

子どもの問題

特に自分の親や親戚と交流がない場合、子どもの安全や就学の問題+上記の経済的問題などが気にかかり、逃げることになかなか踏み切れないものです。

失うものが多い、大きい

家を出る場合、安全な場所に避難したいなら、仕事を辞めなければならなかったり、これまで築いた地域社会での人間関係や友達など失うものが多い、また年老いた両親が近くにいる場合も自分だけ逃げるわけにはいかないと思ってしまいます。

加害者のタイプはあるのか?

日本では暴力を振るう加害者については、脳器質の異常かパーソナリティ障害が疑われますが、それ以外の共通項は少なく、年齢、学歴、職種、年収には関係がないといわれます。

比較的人当たりが良く、社会的信用もあり、周囲の人からは「すごく良い人、暴力なんて無縁」と思われている人も多くいます。

加害者の中には、他人のいない場所や家の中でのみ暴力を振るう人もいますが、普段から誰に対しても暴力的で、他人に対しても些細なきっかけで暴力を振るう人もいます。

海外では脳器質の異常かパーソナリティ障害に加えて、アルコール依存や薬物依存、精神障害等が関連して暴力的になっていると考えられる人が多くいます。

加害者が暴力を振るう理由は人それぞれです。特に日本をはじめとした東アジア、南米や中東は親世代以前からの男尊女卑の社会背景の残映に強く影響されているとも考えられています。

DV被害者へのアドバイス

もちろんできれば親や親戚、友人に相談し、証拠があれば警察や行政にも勇気をもって報告してほしいですが、他人ができることはわずかです。まずは自分でDV被害者から抜け出す準備をしましょう。

「コントロールしにくい人になる」

私はまずこれに尽きると思います。

「経済的に自立した人」「サポートしてくれる親しい友達や仲間が多くいる人」「社会的地位を確立している人」「自分以上に周囲に信頼されている人」「弱みの少ない人=強みを活かして何かをしている人」はコントロールしにくいものです。

準備に時間がかかるかもしれないにせよ、上記のどれかを目指して頑張ってみることは、自分が相手のコントロールから抜け出し、自分で自分の人生をコントロールするためにぜひとも目標にしてやり遂げていただきたいことです。
カウンセラーやコーチ、誰か理解しサポートしてくれる人を見つけて小さなことから少しづつ積み重ねていきましょう。

わたしで良ければ是非サポートさせてください。

あとがき

次は、「結婚前のあなた必見、DV加害者を見抜くチェックリスト」予定(私はやるやる詐欺師でもあります(^^;)
夫に当てはまっちゃったら・・・個人カウンセリングでご相談いただく方が早いかも。

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Posted by Yumi.B