人生の変化を受け入れる力と夫婦関係の改善

この言葉は、夫婦関係においても同様です。人生の変化や試練があるからこそ、バランスを崩して倒れないためには共に前進し続けること。それで長い旅路の伴侶としての絆を深め、成長することができる、そして楽しい長旅になるというもの。
変化を受け入れ、共に成長する喜び
意識しようとしまいと、人生は予測不可能な変化に満ちています。私たちの人生の旅路は、石ころだらけの部分があったりもしますが、喜びや挑戦、成長で舗装されていたりもします。
夫婦関係もその例外ではありません。時には予期せぬ幸運が私たちを訪れ、時には予期せぬ困難が道をふさいでしまうこともあります。特に夫婦関係を築く旅路は人生の旅路の大半を占めているとも言えるでしょう。
大切なのは、変化を恐れずに受け入れる姿勢です。上記のアルバート・アインシュタインの言葉の通り、人生はバランスを保ちながら前進することが求められます。同じように、夫婦関係もお互いの成長を支えつつ、一歩ずつ前へ進むことで、絆が深まっていくのです。
誰かにとっては困難な時期も、別の角度から見れば成長のチャンスとなることがあります。夫婦としても、共に立ち向かい、乗り越える経験こそが、関係を深める力となります。が、幸せな時はそうでもないのに、困難な時ほど相手のせいにしたくなる・・・。なぜかお互いに相手に原因(敗因)を求めてしまいがち。そこでおきる夫婦喧嘩をどう乗り越えるのか?
例えば
例1 コロナで苦境に陥った飲食店オーナーの奥さんは「だからお店を始めるときに反対したのよ。この人はやると言い出したら聞かないし、貯金をしないで設備投資に回すんだもの。」と言うかもしれません。
が、実際にコロナでここまで危機に陥ることを誰が予測したでしょうか?
それは旦那さんの落ち度、失敗、性格の弱さや悪さ?
設備投資をしないで貯金することでお店は繁盛したのでしょうか?
貯金の利回りと設備投資のリターンを比較したことはあるでしょうか?
例2 子どもが不登校になったときに旦那さんは「だからお前が過保護に育てたからだ。おれはもうちょっと放っておいて強い子に育てるべきだと言ったのに」と言うかもしれません。
が、過保護が原因なのかなぜ決められるのでしょうか?
過保護で不登校と放任でいじめっ子になるのと紙一重だったかもしれません。
どちらに転ぶか、またはどちらが理想的な良い子に育つか、最初から想像できたでしょうか?
過保護なのか愛情豊かなのかは一人の視点ではわかりにくいものです。
旦那さんが忙しくて奥さんに育児を任せっきりにしていなければ、どうなっていたでしょうか?
夫婦関係はあの子の自転車、隣の芝生
夫婦も新婚時代が過ぎ、お互いの存在に慣れてくれば、相手の弱点が気になって仕方がないかもしれません。それは子供のころに他の友達の自転車がうらやましかったのと似ています。大人になったら「隣の芝生は青く見える」という諺を聞いたことがあるでしょう?
折角すでにある自転車なのですから、その強みや特徴を理解して、受け入れつつ、お互いに手を差し伸べ、共に助け合いながら歩む喜びを感じられる人生にしたくないですか?
私たちの人生がどのように展開するかを誰も正確に知ることはできません。時には予期せぬ祝福が降り注ぐこともあれば、時には人生の邪魔に感じる一見不幸な障害に直面することもあります。
パートナーシップで大切なこと
パートナーシップにおいて大切なのは、人生の良い時も悪い時も誰も傷つけることなく受け入れる姿勢を養うことです。誰かにとっては行き止まりに見えることでも、他の人にとっては成長の機会に見えることもあります。
夫婦関係においても、お互いの強みを活かして一緒に困難な瞬間を越えることは、孤軍奮闘より心強く容易く感じることでしょう。
自転車なら一輪車で山や谷のある道を進むか、二人用ペダルの2輪車で漕いでいくか、どちらを選ぶ?

それが力になり成長となり、より強固な絆を築く契機となり、共に成長する喜びや強い仲間意識になるのです。
夫婦関係で問題を抱えている時は、人生のあらゆることをあまり前向きに考えられていないことが多いです。
人生の変化を前向きな視点で受け入れることが、夫婦関係の強化と深化にもつながり、あなたの人生も前向きになっていきます。
どんな状況にも柔軟に対応し、互いの成長を支え合う心を育むことで、一緒に歩む喜びと困難を乗り越える力が養われるでしょう。
わかっちゃいるけど・・・
でも、頭の中ではそれらが大切なことは重々承知、ですよねぇ?
(これ読んで出来れば苦労しないでしょ。)って。
つい相手の弱みにしか目がいかない?
他人から見た相手の強みが自分には強みに感じられない?
相手が自分の弱みを突いてくる?
どんな状況にも柔軟に対応なんてできない?
互いの成長を支え合う心を育む方法がわからない?
だから新しい自転車にとり替えたい?
その気持ちもよ~くわかります。
でも、中古市場(失礼)でどれだけ素晴らしい自転車が手に入るのか?に確信が持てないなら、
まずはあなたの夫婦関係の自転車のチューニングアップを試してみてからではいかが?