国際結婚ブログ 夏休み、なぜ「私ひとりだけ」こんなに疲れる?|妻に残りやすい見えない負担

国際結婚ブログ 夫婦円満&離婚回避コラム

お盆も終わり、夏休みも後半に入りました。

家族旅行を終えた方。
一時帰国から戻ってきた方。
夫の実家で過ごした方。
子どもの予定をひたすら回していた方。

そんな方が、今きっと多いのではないかと思います。

特に、国際結婚をしているご夫婦にとって、夏休みは特別な意味を持つ季節かもしれません。

写真を見返せば、それなりに楽しそうな一枚が並んでいるはずです。子どもも喜んでいたことでしょう。夫も楽しそうにしていました。大きなトラブルがあったわけでもありません。

それなのに、どっと疲れが出ている——そんな感覚を抱えている方が、実は少なくないのではないでしょうか。今年もこの一大イベントを乗り切ったという感覚は、満足感というより、義務をひとつ果たし終えたという感覚に近いのかもしれません。

「今年も私ばかり大変だった気がする」

そう感じても、妻としての役目は果たしたのだからと、そのまま忘れて日常に戻っていませんか。

疲れは、予約する前からもう始まっている

夏休みの疲れというと、旅行や外出、子どもや夫が家にいることでお世話が増える忙しさを思い浮かべがちです。

でも、一時帰国を経験したことのある方なら分かると思いますが、疲れは飛行機に乗る前、航空券を予約するずっと前から始まっています。

いつ帰るか。誰の予定に合わせるか。妻の実家と夫の実家、どちらにどれだけ時間を割くか。子どもの学校行事とどう調整するか。大きな予算は夫が担当することが多くても、一番お得で無駄のない使い方を、どれだけ下調べするか。

こうした調整を一人で抱えて、何日も何週間も頭の中で組み立て続けること自体が、すでに疲労の一部です。旅行が始まる前にすでに何往復も気力を使っているのに、「大変なのはこれから」だと思い込んでしまいがちです。だから、実際の旅行や帰国が終わったときには、思っている以上に消耗しているのだと思います。

夏休み中は目の前のことに追われていて、こうした積み重ねに気づく余裕がありませんよね。ふと一息ついたときに、楽しかったはずなのに、なぜこんなに気持ちまで疲れているんだろう、と思ったりしませんか?

国際結婚の日本人妻が感じている疲れは、旅行や外出そのものの忙しさだけではありません。

予定を何度もシミュレーションして確認する。子どもの体調や気分を細かく観察する。夫や両親の機嫌が悪くなれば、その理由を考える。

一時帰国であれば、日本側の家族や友人にも気を配ります。夫の実家に行けば、そこでの習慣や距離感に自分を合わせます。誰かには日本語で説明し、誰かには英語で説明する。言葉を訳していないときでさえ、

「今のは悪気があるわけじゃない」
「日本ではこういう意味なんだけど」

と、頭の中で文化まで訳していたり。

こうしたものは目に見えません。だから、何でこんなに疲れているんだろうと思いつつ、まあ国際結婚はみんな同じよね、とか、時差ボケだわ、歳のせい、などなど本人にもよく分からないけど、とりあえず自分を納得させますよね。

夏休みが終わって見えてくる、夫婦の負担差

夫も何もしていなかったわけではありません。運転をし、子どもと遊び、荷物を持ち、出来るだけ手伝おうともしていたと思います。

それでも、あなたの中には「そういう当然の役割のことじゃないんだよな」という気持ちが残っているかもしれません。

その違和感は、こなした作業の量だけでは説明できないからです。

家族全体を見ながら、次に何が必要になるかを考える。誰かが困る前に動く。誰と誰の間に少し緊張があるかを感じ取る。その場が悪くならないように言葉を選ぶ。そういう、名前のつきにくいマネジメント&オペレーター的な仕事があります。

夏休みの最中は、それをこなすだけで精一杯です。終わってから初めて、「私、ずっと先回りして考えていろんなことを回してたな」と気づきます。

### 夫は休暇、私は仕切り役。その違いはどこから来たのか

同じ家族旅行に行っていても、夫婦が同じ時間を過ごしているとは限りません。

夫にとっては holiday です。仕事を離れて、家族と過ごす時間。一方で妻は、家族がその holiday を楽しめるように水面下で動いています。

ここに理解のズレがあると、夫から見れば「せっかく休みなのに、なんでそんなに疲れてるの?」となります。妻から見れば「あなたが楽しく休めているのは、誰かが回しているからじゃない?それ誰よ?」となります。

どちらも同じ場所にいて、同じ空間や時間を共有していても、妻&母であるあなたの経験していた夏休みは少し違ったもの、違った思い出でもあります。

「夫は休暇だった。私は仕切っていた。」

そう感じている妻はとても多いと思います。

国際結婚では、そこに文化的な「休み方」の違いまで重なることがあります。

何もしないことが休暇なのか。家族みんなで何かをすることが休暇なのか。遠くまで帰ってきたのだから、できるだけ親族に会うべきなのか。せっかくの休みだから予定を減らしてのんびりしたいのか、ここでしかできない経験をたっぷりさせたいのか。同じ「夏休み」という言葉でも、頭の中にあるものが同じとは限りません。

一時帰国、義実家、子ども。気を配る相手が増えていく

国際結婚の夏休みには、夫婦二人の問題だけでは終わらない場面があります。

日本へ一時帰国すれば、自分の親兄弟と夫との間に入ります。夫の実家に行けば、今度は自分が相手側の文化の中に入ります。子どもがいれば、日本語はどのくらいわかっているか、祖父母との会話は大丈夫か、退屈していないか、疲れていないか、その様子も気になります。

楽しい思い出を作りたい気持ちと、全員がうまく過ごせるようにしたい気持ち。その両方があるから、完全には気を抜けません。

妻。母。娘。嫁。そこに通訳とツアーオペレーターと文化の調整役まで加わります。あなたが夏休みの終わりにぐったりしてしまうのも、こう考えると少し見え方が変わってきませんか。

本当にしんどかったのは、忙しさではない

「もっと手伝ってほしかった」

もちろん、それもあると思います。でも、それだけでもないのだと思います。

こうした頑張りは、非日本人のパートナーからはよく「完璧主義な性格」という言葉で片づけられます。でも実際には、生まれ育つ中で刷り込まれてきた「妻はこうあるべき」「母はこうあるべき」という社会的・文化的な期待(刷り込み)が大きく関わっています。それは、本人の性格の問題だけではありません。

もちろんベースには、せっかくだから家族にできるだけ楽しんでほしい、いい思い出を沢山作ってほしいという思いやりがあります。それ自体は素晴らしいことです。

問題は、その「こうであってほしい」という自分への期待値の高さを、気づかないうちに夫や時に子供にぶつけてしまうことがあることです。本当は誰も悪くないのに、苛立ちが自分以外の家族に向かってしまう。

そしてもう一つ、負荷を平等に分け合いたいのに、実際にはあなたばかりが抱えているという不公平感そのものにも、疲れは溜まっていきます。

例えば、あなたがずっと気にしていたことを、夫はほとんど気にしていなかったかもしれません。あなたにとっては大きな負担だったものが、相手にとっては負担として存在すらしていない。そのギャップに、小さな失望と孤独感が残ります。

「そんなに気にしなくてもよかったんじゃない?」

そう言われると、余計にムッときます。気にしたくて気にしていたわけではありません。でも、自分が気にしなければ誰かが困るように感じていたから。

夫が悪いとか意地悪なわけではないでしょう。それでも、こうしたイベントを重ねるたびに、あなたの中で夫への評価が少しずつ下がっていくことは多々あります。毎年、あるいは隔年で繰り返されるうちに、それが負の思い出として積み重なり、後に残念なことになりかねません。

子どもが大きくなって家を出る頃になって、それにようやく気づいたりします。あの夏休みの記憶が、楽しい思い出としてではなく、夫への軽蔑が募っていった記憶として残っていることに。

多くの場合、そうした記憶はその後に重なる楽しい出来事によって上書きされていきます。ただ、完全に上書きされるかどうかは、夫婦関係がどれだけ安定しているかによって変わってきます。

「お母さんが何かあるたびに不機嫌になるから、楽しくなくなって台無し気分だった」

私自身、娘からそう言われたことはありません。でも今なら分かる気がします。あのとき娘は、口には出さなかっただけで、そう感じていたはずです。母親の機嫌ひとつで、その日の思い出全体の色が変わってしまう。子どもは、それをちゃんと感じ取っているのだと思います。

このあたりは、単純な家事や手伝い分担の話だけでは済まない複雑なところです。

「今年も疲れた」で終わらせると、また繰り返し、そして積み重なる

夏休みが終われば、また日常に戻ります。学校が始まり、仕事が戻り、いつもの生活になります。

そうすると、「あの時は忙しかったから」「毎年誰もがそんなもの」で済ませたくなります。過ぎたことを愚痴っていてもしかたないし。

でも、もし毎年似たような疲れ方をしているのに気づいたなら、夏休みそのものより、夏休みという機会に普段は見えにくい夫婦の認識や文化のズレが、長い家族時間の中で表に出てきている可能性があります。

今年、自分は何に一番疲れたのか。何を当たり前のように引き受けて疲弊していたのか。どの瞬間に、夫にわかってもらえていないことを悲しいと感じたのか。

まだ記憶が新しいうちに考えてみると何か新たな気づきがあるかもしれません。

来年も再来年も同じような夏休みにしたくないと思ったら

「来年はもう少し違う夏にしたい」

そう思っても、何をどう変えたいのか自分でもまだよく分からなかったりしますよね。

夫に腹が立っているのか。文化差や価値観や期待値の違いに疲れたのか。家族との気疲れがしんどかったのか。それとも、ずっと自分が引き受けてきた役割そのものに疲れているのか。

頭の中だけで考えていると、全部が混ざってしまうことがあります。理解できることと、実際の夫婦関係の中で扱えることは別です。

今年の夏休みを振り返って、「来年も同じことを繰り返したくない。でも、何がこんなにしんどかったのか自分でも整理できない」と感じている方は、無料体験で一緒に整理してみませんか?

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