国際結婚のバレンタイン|愛はあるのに伝わらない理由

バレンタインに、モヤっとする。
国際結婚をしていると、そんな感覚を持ったことがある人も多いのではないでしょうか。
たとえば、立派な花束を渡されて
心から嬉しい人もいれば、
正直なところ
「これ、高かったよね。当日限りの倍価格で買うものですか?」
「(オーストラリアは真夏だから)すぐ枯れるのに…」と感じてしまう人もいます。
過去の私だ(笑)
かといえば「私のためにこんなに素敵なお花を買ってきてくれるなんて♡」と嬉しい人もいます。
どちらが正しい、間違っている、という話ではありません。
ただ、愛情表現が相手のニーズや価値観に合っているかどうかで、
天国か地獄かに別れるというだけです。
国際結婚では
相手は愛しているつもり
でも、こちらは愛されている実感がない
というすれ違いが、とても起きやすいです。
これは愛の量の問題ではなく、
愛情の表現方法と、受け取り方の翻訳ミスです。
多くの非日本人パートナーは
I love you
You are amazing
と、言葉で気持ちを伝えることに慣れています。
それとメイクラブで充分愛情が伝わると思っている感じ。
一方、日本人、とくに日本人女性の中には
言葉で言う愛情を、どこか軽く感じてしまう感覚が残っている人も少なくないでしょう。
昭和世代は特に。
日本では
「愛している」という言葉は日常的に使われてきませんでした。
映画や歌の中のセリフとしては存在しても、
結婚後の現実の生活では少し浮いた言葉です。
そのため
「はいはい、言葉でしょ」
「口では何とでも言える」
と、無意識に距離を置いたり、受け流したりしてしまう文化的傾向があります。
その代わりに、
・(期待に沿った)行動で示してくれること
・黙って(でも目に見える形で)支えてくれること
・自分の性格や努力を認めて感謝や尊敬をしてくれること
こうした形のほうが、深く愛情を感じる人が多いのです。
これは女性だけの話ではありません。
男性にとっても
I love you と言われること以上に
「あなたのこういうところを尊敬している」
「あなたがやってくれたこと、本当に助かった」
と、人格や行動を認められることは、大きな意味を持ちます。
つまり問題は
言葉か、態度か
ではなく、
その人が何で愛を感じるのか、というポイントの違いです。
相手のニーズに合わない愛情表現は、
どんなに気持ちがこもっていたとしても、残念な結果になりやすい。
その残念さが積み重なると
わかってくれない人
思いやりがない人
相性が悪い相手
という評価に結びついてしまいます。
もし今年のバレンタインが少し期待外れだったとしても、
それだけで関係を決めなくていい。
期待そのものを見直すという視点もあります。

でも多くの場合、
愛がないのではありません。
ただニーズの理解や翻訳が足りないだけです。
今年のバレンタイン、
こんな問いを自分に向けてみてはどうでしょうか?
私は、どう愛しているだろう。
相手は、何で愛を感じる人だろう。
その違いを、言葉にしたことはあっただろうか。
正解はありません。
少し気にかけてみるのが、小さくとも大きな一歩。
その積み重ねが大きな愛情になっていくのです。
もし、気持ちが整理できずに苦しくなったら、
一人で抱え込まなくても大丈夫です。
言葉を整える場を持つことは、
関係を大切にしたい人の、静かな選択です。
個人カウンセリングではそんな言葉にならない思いを
整理するのをサポートすることもできます。






















